ETHICS & SAFETY

倫理指針および安全利用基準

2025年11月策定 ― 適正な利用と社会的信頼の維持のために

基本理念

日本赤外線暗視カメラ協会(JTNA)は、赤外線・低照度技術がもつ安全・防災・研究・産業・狩猟などへの有益な可能性を尊重しつつ、

その適正な利用と社会的信頼の維持を目的として、以下の倫理指針および安全基準を定めます。

倫理指針

1. プライバシーの尊重

私生活領域への使用禁止

赤外線・暗視機器を人の私生活領域(住居内部、着替えや入浴など)に向けて使用してはなりません。

無断撮影の禁止

許可を得ずに他人を撮影・観察する行為は、法令違反となる場合があります。

盗撮行為の厳禁

衣服を透過する目的や、性的な意図をもって使用することは絶対に許されません。

2. 目的外使用の禁止

人への攻撃・脅迫の禁止

スコープ、カメラ等を人への攻撃・脅迫・監視・つきまとい行為等の目的で使用してはなりません。

違法行為への利用禁止

不法侵入、窃盗、密猟など犯罪行為への利用は厳禁です。

3. 法令の遵守

関連法規の理解と遵守

鳥獣保護法、軽犯罪法、迷惑防止条例、電波法、輸出貿易管理令など、関連するすべての法令を理解し遵守しなければなりません。

許可・届出の徹底

狩猟や有害鳥獣駆除に使用する場合は、必要な許可・届出を必ず行ってください。

4. 適正利用の促進

正しい知識の習得

機器の特性、限界、適切な使用場面について正しく理解してから使用してください。

社会的責任の自覚

技術の利用者として、社会的責任を自覚し、周囲への配慮を怠らないでください。

安全基準

機器の取扱い

  • サーマル対物レンズに直接手や指で触れないでください。指紋や油分が画質劣化の原因となります。
  • 極端な低温環境(-20℃以下)での使用は、バッテリー性能低下や結露の原因となります。
  • 雨天や水辺での使用時は、機器の防水性能を確認してください。
  • 砂埃や塩分の多い環境では、使用後に清掃を行ってください。

電源・バッテリー

  • 指定されたバッテリー・電源アダプター以外は使用しないでください。
  • バッテリーを火中に投じたり、分解・改造しないでください。
  • 長期間使用しない場合は、バッテリーを取り外して保管してください。
  • 充電中は機器から離れず、異常を感じたら直ちに使用を中止してください。

銃器装着時の注意(スコープ使用時)

  • 銃器に装着する前に、必ず銃が無装填であることを確認してください。
  • マウントの締め付けトルクは、メーカー指定値を守ってください。
  • ゼロイン調整は、安全な射撃場で行ってください。
  • 発射時の反動に備え、アイレリーフを適切に確保してください。

目の保護

  • 長時間連続での使用は、目の疲労を引き起こす可能性があります。適度に休憩を取ってください。
  • ナイトビジョン使用後に明るい場所に移動する際は、目が順応するまで注意してください。

ナイトビジョン機器に関する特記事項

イメージ増幅管式ナイトビジョンは、強い光源(車のヘッドライト、懐中電灯、街灯など)に向けると、一時的または永久的な損傷を受ける可能性があります。

デジタルナイトビジョンは昼間も使用可能ですが、直射日光下での長時間使用は避けてください。

Gen3以上の高性能ナイトビジョンは、日本国内での入手・使用に制限がある場合があります。

記録データの取扱い

撮影データの管理

適切な管理

撮影した映像・画像は、目的に応じて適切に管理し、不要になった場合は速やかに削除してください。

第三者への提供制限

撮影データを第三者に提供する場合は、被写体のプライバシーに十分配慮してください。

SNS等への投稿

インターネット上への公開は、法令および社会通念に照らして適切に判断してください。

違反に対する対応

本指針に違反した会員・関連事業者に対しては、JTNAとして以下の対応を行う場合があります。

・注意・警告の発出 ・会員資格の一時停止 ・会員資格の剥奪 ・関係機関への通報

なお、法令違反については、当然ながら各種法令に基づく処罰の対象となります。

改定について

本指針は、技術の進歩、法令の改正、社会情勢の変化に応じて、適宜改定されます。

改定履歴:

2025年11月 初版策定

CONTACT

お問い合わせ

JTNAへのご質問、講習会のご依頼、取材のお申し込みなど、お気軽にお問い合わせください。

メールでのお問い合わせ